到達目標

到達目標

教室に通っていただく生徒さんの最終的な目標は英文の内容を素早く理解し、自分で英文を書く(英語で表現する)ことができる力をつけていただくことです。英語の実践力は考えながら多くの英文を読む中で育まれます。そのためには、受験を控えた高校生であっても中学3年間で学習する英語の基礎を確りと理解し、使える能力が備わっていることが大前提となります。授業はそれぞれの学力を見極めつつ3つのステップで進めて行きます。

STEP0(小学生)
アルファベットの理解をはじめ、基本単語の習得、英語と日本語のことばの作りの違いなど中学1年生が学習する内容をじっくりと取り組み、本格的な学習に向けて十分な準備を行います。
小学生低学年時(1~3年生)には、純粋(標準的)な生の英語を耳から聞き、音に慣れ、真似することで、ヒアリングや発音はもとより基本的な文章の反復で4年生以降の学習を効率的に進める素地を形成して行きます。(子供の言語習得の基本であるインプット&アウトプット・メソッドを活用)

STEP1
主語+動詞を基本とした5文型と構成要素(主語、動詞、目的語、補語、句、節、など)の理解を深めます。そこから、時制、修飾技法などの文法事項へと学習を広げて行きます。

STEP2
英文の読み方のトレーニングを始めます。日本語と異なる語順に違和感を感じることなく左から右への一方通行の意味理解に慣れるため、各々のレベルに合った英文を用いてSTEP1で学んだ内容を思い出しながら反復練習を繰り返します。この手法を身に付けることで英文を理解しながら読むスピードが格段に上がるはずです。

STEP3
実際の入試問題や対策問題などを活用して実践練習に取り組みます。その中で、今まで学習した内容の理解を深めて行くとともに問題の解を導く様々なアプローチを学んで受験に備えていただきます。(リーディング・ストラテジー)


探究力

与えられた問題をただ解き、憶えるだけでなく、日々接する英語の中で疑問に思ったことを自ら考え、進んで調べることで英語への興味が湧き、知識の充実、強化が図れます。

I go home by bus every day.
I go to school by bus every day.

動詞goの後に続く形が上の2つの文では異なりますが、goの意味は同じです。「goは自動詞なのになぜhomeの時は前置詞のtoが付かないのか?」と不思議に思ったことはありませんか。
通常は「to +場所の名詞」の前置詞句(→副詞句)が続きます。→ homeは名詞だけでなく副詞としても使われるのではないかと予測します。→ 辞書を手に取りhomeに副詞としての役割が無いか調べます。→ 予測は正しく辞書には副詞「(わが)家へ/に」という用法があります。

このように単語には1つの品詞だけでなく別の品詞としても使われることが分かれば同じような疑問に出会った時に解決策の予測が容易につきます。基本的な知識を確りと身に付け、常に英文に接するときには文の形や法則を考え、疑問に思ったことは放置せず調べて解決するようにすることが実践的な力を付けるのに大変役立ちます。


英文を読むということ (リーディング・ストラテジー)

英文を意味的単位毎に理解し、現れる順にそれらを組み合わせて文意を理解するトレーニングを行います。読まれた部分までの意味を理解して、次に現れる語句との関係を予測して、読み進めて行きます。(中学3年生~高校生)

Stamp collecting is an educational hobby that can be inexpensive and enjoyed whenever you want. It provides a nice and practical way of learning about history, geography, famous people, and customs of various countries worldwide. (センター試験 2015年 より)

Stamp collecting is an educational hobby → 切手収集は教育的な趣味である。

that can be inexpensive → that(すぐ後に助動詞canが来ている → 主語の欠落 →関係代名詞 主格:an educational hobby→it)→ それは費用が掛からない(expensive 高価な in 否定の接頭語)

and enjoyed → そして、enjoyed(edが付いている 過去 or 過去分詞) 主文の時制は現在だから過去はおかしい!過去分詞のed 前にcan beがあるから受動態を作る過去分詞) → (それは)楽しまれることができる 

whenever you want → あなたが望むときはいつでも

このように、完全な日本語にして文意を理解するのではなく、意味レベルでの理解を進めて行きます。繰り返しこの練習を行うことで文章を読む中で文意を支配する重要な単語にリーディングの焦点を当てながら英文を読むことができるようになり文意を理解するスピードが大幅にアップします。

リーディングの方法に慣れてくると、次には英文を見ずにCDなどに録音された音源からの英文を聞いて内容理解のトレーニングを行います。これは、目の前に英文があるとどうしても文字に目が行き日本語の語順に沿って訳そうと帰り読みをしてしまいがちになる衝動を抑えて常に英語の語順に沿って意味を理解する本能的な習慣を付けるためのものです。

また、複雑な文章を紐解くために英文をじっくり読み込む精読にも並行して取り組みます。精読は文の形を予測しながら読む力、更には国公立大2次試験や有名私大の難解な入試問題にも対応できる実践力を養うのにも役立ちます。


自ら考え、解決する 

ただ板書を写し、説明だけを聞き、その時は分かったつもりでいても、いざ家に帰って一人で振り返ってみると、実際には理解できていなかったことがあることに気づくことが多々あります。自身の実力を超えていると感じる英文であっても、まずは自分で深く考えることをしなければ知識は記憶として定着しません。また、定着した知識も実際に英語を読み、書き、聞き、話す場で正しく活用出来なければ意味がありません。知識を放置しておけば形骸化し、それまでの努力を全て徒労としてしまいます。どんなに難しくてもまず自分で考える、辞書を引く、参考書で調べる、インターネットで検索してみる、答えを導き出す過程で新たに発見することもたくさんあります。それが、新たな知識となり新たな英文に取り組む際の力となります。